RISING SUN ROCK FESTIVAL 2004 in EZO 二日目レポ!

setz2004-08-17

結局二日目のスタートは他のステージをかなぐり捨ててつじあやのさんが待っている(勘違い)グリーンオアシスに行きましたよ。始まる時にはお客さんも一杯。つじあやのさん今日はちょっと緊張気味かな?はじめは弾き語り、途中からバンド体制でのステージ。つじあやのさんの「空が広い」の一言で一斉に振り返って空を見上げる観客。ホントに空が広く、青い。というか北海道のフェスのステージ上までやって来て、いつも通り観客に語りかけているつじあやのさんに惚れ直しました。最高。

緑のアロハにサングラスで登場。サングラスを外すとその下にはいつものメガネ。いきなり沸く会場。歌い上げる場面あり、小ネタあり。向井の凄い所は本気でやっているのか、わざとやっているのかの境界線が見えてこないところだと私は思ってます。そんな向井を象徴するような面白いセットリスト。『NEKO ODORI』のあまりの意味無さに笑った。正直、夜に見たかったよね。(おまけ:本人の日記)

ベタに『AM11:00』が聴きたくて行ったんですが、客層が若い若い。そもそもステージ上のメンバーが若い。挨拶が「ハイサーイ!」で沖縄空間発生。今年のエゾで見た中では一番ポップだったけど、その分一体感があって良かったとも思います。『AM11:00』は大合唱。途中から勝手にしやがれを見に行く予定でしたが、気付けば前の方で見ていたため脱出できず。無念。

ここでも人多すぎ状態。そりゃ橋渡るあたりに向かってあの音を鳴らされたらね。今回のゆら帝ヒットパレードのごとく名曲を連発してましたね。個人的にはライブでの『誰だっけ?』が好きだったりします。坂本さんの動きがここのところ益々サイケデリックになっていってるような気がしてなりません。

"歌姫"などという言葉が溢れる日本の昨今ですが、本物の歌姫見参です。ボーカルの技術云々は私にはよくわかりませんが、これは凄いパワーですね*1。歌も凄ければ演奏する人たちも凄い。双方相まって妙な説得力と世界観。最後は夕陽をバックに島歌を。美しい世界。

ステージと周囲を見渡せる柵の上をゲットできたので文字通り高みの見物モード。中村達也にはもはや鬼が乗り移っていました。ベースを弾くトッキーは美しいやら格好いいやら。加藤チャーハンも負けじと格好いい。というかロザリオス格好良すぎ。ライブの途中で、舞台から見える方向(観客の後方)に打ち上げ花火が!柵の上に居たおかげで両方バッチリ見えました。とてつもなく贅沢な気分に浸った瞬間です。

今日はちゃんと衣装を着てました(何)*2。丁度Buffalo Daughter見てる時に足下に子供がいて、サイリウムを振りながら踊ってるのがとてもクールだと思った。英才教育ですね、お母さん。肝心のステージは1曲目から飛ばすな〜と思ったら3曲で終わり。終わる頃には踊ってた子供はお母さんの膝で寝てました。お疲れ様です。

二日目で一番楽しみにしていたROVOロザリオスが演る前からかなり前の方に陣取っていたので良いポジションでした。この日のROVOは結構トバし気味だった印象。ハコで聴くROVOも良いですが、野外のROVOもまた格別ですね。結局途中からどこにいるのかなんて関係なくなってくるんですけど。「オラお前ら、行くぜ?」みたいな感じで弓を掲げる勝井が格好良すぎました。ROVOはホント良いですね。体やら頭やらがプワプワします。贅沢を言わせて貰えるなら、あと1,2曲聴きたかった。

スカパラを聴きながらあちこち移動。読売新聞のブース前にテレビが。そう、この時間は丁度柔道の谷亮子選手と野村忠宏選手の決勝戦。テレビ前にみんなで体育座りして試合観戦。見事二人とも金メダル!沸き立つテレビ前。優勝記念に無料でタオルを配りまくる読売新聞ブース。その後シロップを見に行こうかとも思ったのですが、眠くてその辺の道ばたで友人達としばし寝る。

実は初バンプ。真夜中バンプ。初っぱなから北海道の星空の下で『天体観測』、続いて『アルエ』。飛ばす飛ばす。想像以上に格好いい。曲の締めの部分で藤原が弦をガッと引いて止めるの*3が良いなと思いました。今度マネしてみよう。インディーズの曲多めでしたね。最後の曲に『ガラスのブルース』を持ってくるあたりニクい感じでした。

噂だけ聞いていて、正直見たくてたまらなかった渋さ知らズ。初渋さ知らズです。まず両サイドのスクリーンに大写しにされる映像。日の出・海・・・赤フン?そのままホントに登場する玄界灘な赤フン男。ヘイヘイ祭りだ祭りだ!今日だけしかない馬鹿祭りだ!!ステージ上では凄腕オーケストラが演奏する横でおしゃもじ隊や白塗り男らのダンス隊(?)達が妙なダンスに謎なパフォーマンス。火は上がるわ巨大な手の風船が登場するわ、あげくにはワイシャツ一枚にネクタイだけした女の子が出てくるわでもう何がなんだか。ちゃっかりスクリーンには会場カメラの映像に加えて独自の映像を放送。演奏は体が勝手に動いちゃう系*4。揺れる会場。恐らく写真を見ても何をやってるかわからないし魅力も何も伝わらないと思うんで、もうホント現物を体験して貰うしか。個人的ベストアクトでした。是非是非来年も。

ラストもメインのサンステージで。田島登場。声が異常にエロい。さすがに渋格好いい。と思いきや最後のステージってこともあってかテンション高い高い。もうどこがラストの曲なんだかわからない展開。次第に上がっていく朝日*5。ついにエゾロック終了。


お疲れ様でした。最高に楽しかったよ。

*1:声量どうこういう問題ではなく。

*2:何か昔のパフィーみたいにTシャツばっかし着てる印象がある。

*3:言葉だとわかりにくいですが、見た人にはわかりますよね?

*4:もはや解説放棄。

*5:今日の写真はサンステージから見たライジングサンです。ちょうどプレハブの上から姿を現しました。