「はてなの本」レビュー!

まず手に取ってみてわかる装丁の良さ。ペラペラっとめくってみると、おぉ、フルカラー。見やすい、というか見ていて楽しい感じの彩りです。はてなを知りたい人は表(SIDE B:縦書き)から、はてなを活用したい人は裏(SIDE A:横書き)から読みましょう。ちなみに私せっつはSIDE Bから読み始めました。ある程度はてなを使っている人はSIDE Bから、これから使うんだって人はSIDE Aから読み始められてはいかがでしょう。

  • SIDE B

まずテラヤマアニ(id:kowagari)さんの読み物があります。続いてはてな代表・近藤淳也さんの30,000字インタビューは読み応えアリアリ。ネタバレになりかねないので深くは書けませんが、近藤さんの考え方は部分的には「そうそう、そうなんですよね。」と思えるし、また部分的には「えらい過激ですね、近藤さん。」とも思えます。この辺はホントに面白いので、是非買って読んで頂きたい*1。一歩踏み込んだ部分が見えてくるので、新たな楽しみ方を発見する事うけあいです。どうです、欲しくなってきたでしょう。
コミュニティとしてのはてなを解説した部分では、主にはてな内での繋がりや、はてなダイアリーの上手な使い方を解説。そもそも私がはてなを選んだ理由はその手軽さとキーワードシステムに興味を持ったからです。私はこれまで何度かいわゆるホームページ的な物を作った事がありましたが、結局すぐ(一ヶ月くらい)で飽きて止めてしまったりしていました。「ホームページなんて自己満足だしー。」とか何とか頭では思っていながらも、やっぱり誰も見てくれなかったり反応が無かったりすると寂しいものです。ちょっと自慢ですが(?)、はてなダイアリーに乗り換えてからいまのところ一日も欠かさず日記を更新しています*2。その理由はおそらくキーワードから人が飛んでくるのがわかるからだと思います。「おぉ、みんな同じことに興味あるんだ。」って思うし、また書いてみようかなとも思います。
「表現欲」って言葉がありますが、web日記(ブログ的なもの)ってのはその最たる所かもしれませんね。そもそも日記をみんなに見せびらかすってのがあり得ない話ですからね。見られるための日記、それがブログであり、私にとってはてながその手段として一番魅力的だったのかもしれませんね。

  • SIDE A

こっち側が実際にマニュアルの部分になります。基本的な使い方から応用まで。モジュールの解説が多めで助かります。あとデザイン面でテーマ使用派の方はテーマ一覧がありますので活用しましょう。んで、オリジナルのスタイルシートを作りたいって方のためにスタイルシートの解説もあります。かゆいところに手が届く感じですね。
ちなみにうちの日記「水中メガネ」はオリジナルのスタイルシートですが、知識が中途半端な為、メチャクチャなソースになってしまってます。自作する方はキッチリお勉強してからにしましょうね…。

  • まとめ

こんな感じです。勉強になる本かと思ってたんですが*3、読んでみると楽しい本でした。個人的にはてなの良いところはユーザとユーザの繋がりが深い事だけではなく、ユーザがスタッフを身近に感じられる事にもあると思えます。この本を読むと、より一層スタッフを近くに感じますよ。そしてスタッフの皆様、これからも期待してます。
はてなは一つのコミュニティであり、参加する人が多ければ多いほど世界が広がり面白みが増します。この本がはてなのさらなる発展の一種のきっかけになれば良いですね。

  • おまけ

この度はじめてはてなのポイントを購入してしまいました。何に使うかはこれから考えます。

*1:しっかり販促もします。(何

*2:一応ですよ、一応。内容云々はおいておいて。

*3:もちろん勉強にもなります。