今週の『優しい時間』

最終話は本物の倉本聰脚本。
妻めぐみ(大竹しのぶ)に「拓郎(二宮和也)に会った時どんな顔をすればいいか、どんな言葉をかければいいかわからない、だからその代わりに泣く気がする」と伝えた勇吉(寺尾聰)。めぐみは勇吉に「泣いただけじゃ、あの子には判らないわ」と伝えました。
そして遂に再会する勇吉と拓郎。二人は瞳に涙を浮かべ、互いに自らの非を詫びました。ようやく雪解けを迎えた父と息子の長く冷たい時間。勇吉の眼にはもうめぐみの姿は見えないけど、めぐみはカウンターの隅から今度は勇吉と拓郎の姿を優しく微笑みながら見つめているのでしょう。
ベタ!!だがそれが良い!!!
アズちゃん(長澤まさみ)が抹茶茶碗を持った時、「割るのか?ここで割っちゃうのか!?」と素でハラハラした。割れなくて良かった。