秋山はる 『すずめすずなり(3)』

すずめすずなり(3) <完> (アフタヌーンKC)

「一人でいるのが好き」という人もいます。気持ちはよくわかります。ただそれは、周りに家族や友達がいる生活において一人でいることが結局のところ楽だということであって、本当の意味での孤独が好きな人なんてそうそういないと思います。私は人の温もりには触れていたいです。巻が進むにつれて失速していく感はありましたが、体温を感じる良い漫画でした。
それにしても、弱くて女々しくて誠実そうなところだけが取り柄のこの橋本という男は、やはり私の生まれ変わりであろうか…。