緒方孝市、引退。

8回の守備から登場。木村拓也は初めからセンターフライしか狙っていなかったのだと思います。その打席4球目、思いを込めた打球は綺麗にセンターへ。打った瞬間から捕球まで、本当に嬉しそうに打球と緒方の姿を目で追う木村拓也の満面の笑顔に感動。
9回の最終打席では初球をフルスイング、打球は右中間を真っ二つ。明らかに腰痛で体はボロボロ、三塁への走塁は見ている方が辛くなるほどでしたが、激走の末に三塁へヘッドスライディング。見事なスリーベースヒットに感動。
試合に出る以上は全身全霊を込めてプレーをするという緒方のスタイルが、スピーチに立った現役最後のその姿の、汚れたユニフォームに表れていたように思います。そして、どこまでも実直な緒方のスピーチに感動。
その後、鬼神のごときオーラが薄れて何だか一回り小さくなって見えた前田との抱擁に感動し、家族との絆にやっぱり感動。
緒方孝市は、最後の最後まで何をやっても絵になる選手でした。23年間お疲れ様、そしてありがとうございました。


マーティもお疲れ!