山根一眞『変体少女文字の研究』
前回放送のNHK BS『日めくりタイムトラベル』にチラッと登場して気になったので。
- 作者: 山根一眞
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1986/02
- メディア: 単行本
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冒頭あたりの展開から、当時「新人類」と呼ばれた若者たちの文化の否定に向かうのかと思いましたが、最終的には丸文字を科学的(?)に真っ向から解明。丸文字の誕生は、幾重にも重なった要素が引き起こした必然でした。なるほどスッキリ!!答えをすべて書いてしまうと全く面白くないので、ちょっとだけヒント。
現在私自身、かなりの変体少女文字使いです*1。昔々、それこそ小学生の頃は、教科書の文字を一生懸命書き取りして、楷書のような美しい字を丁寧に書こうとしていたものです。無理でしたが。しかし、中学生、高校生の頃には文字を書くのが異常に遅いのが苦痛となり、またコンプレックスともなりました。とにかく少しでも速く書かなければ。気付けば文字はどんどん丸くなり、小さくなり、今では文字を書くのが遅いとは思わなくなりました。そして私の右手の薬指にはペンだこがあります。これは変体少女文字使いの共通事項だそうです。
これが変体少女文字の正体です。詳細については、秋の夜長に読書ということでいかがでしょう。
*1:もうオッサンの入り口ですが。