さだまさし 『精霊流し』

精霊流し

精霊流し

長編だからなのか、内容の重複する部分が気になったりしましたが、長崎の情景と心を感じる良いお話でした。作中では割と人がバンバン死にますが、その事であからさまに涙を誘ったりはしません。精霊船を使うことによって、故人と残された人の心の繋がりが丁寧に描かれていて、見事に心を打たれました。ドーイドイ。
ホントは解夏が読みたかったんですが、無かったので。