浦沢直樹 『PLUTO(2)』

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

実は去年の暮れに実家に帰った際、原作鉄腕アトムの「地上最大のロボット」を読んだ。手塚治虫のマンガは読み手にただ「面白い」と思わせるだけにとどまらない。だから面白い。
で、『PLUTO』。手塚治虫が天才なら、浦沢直樹もやはり天才だ。まさかあの原作からこんなSFサスペンスが生まれようとは。『PLUTO』は原作へのオマージュにとどまらない本当のオマージュを展開している。だから面白い。
2巻のあとがきを読むに、色々と乗り越えなければならない壁もあるようですが、浦沢アトムには浦沢アトムらしく動き回ってもらいたいなと思います。今後にも期待。