浅野いにお 『ひかりのまち』

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

前はカラスで次はネコ。前作『素晴らしい世界』に引き続き、体温が低い、希望があるのかないのかよくわからない、褒めて良いのか悪いのかよくわからない、そんなマンガなんですが、そこに幾ばくかのシンパシーを感じてしまう自分が居ます。
つとめて無難に生きてきたこんな人生でも、何らかの重荷を道中でしょってしまってるんだろうか。それとも、無難にきてしまったからこそ感じる部分もあったりするんだろうか。よくわからない。こんな内容なんて一笑に付せるくらいの大人になれたらいいなと思うんだけど。まぁまだまだこれからだ。
それにしても、マンガにせよ音楽にせよ「流れ星」というモチーフはどうしてこうも心を揺さぶりますかね。